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第12章 お手入れ
シャツの日々のお手入れ
シャツもスーツ同様、クリーニングにはなるべく出さず、自宅で洗ったほうがはるかに長持ちします。ここでわたしが汚れが気になってきたときに念入りにやるときのシャツのお手入れ方法をお伝えします。
シャツの丁寧なお手入れ方法
まず、洗面器にお湯をはり、洗剤を少々入れ、中にシャツを入れます。10分ほど置いておいた後は、襟・袖部分に汚れ落とし用の洗剤をつけ、馬毛のシミ抜き用ブラシ(なければ歯ブラシでも代用可能)で汚れを軽くこすります。
全体的に軽くもみ洗いをして、水で洗剤を落とし、洗濯機の脱水に30秒ほどかけます。その後、取り出し、シワを伸ばした後は陰干しをします。翌日、アイロンかスチーマーをかければ完成です。
わたしは局部の汚れ落とし用洗剤は、「ザウト」という製品を使っています。Amazonでも購入でき、とてもよい製品なので、ぜひ検討してみてください。
<馬毛 シミ抜きブラシ>
これらの工程をすべてやるのは多少面倒であるため、毎回でなくてもいいです。少し汚れが出てきたと思った頃にでも、やってみてください。
普段は、シャツを裏返し、ネットに入れて洗濯機に入れることを忘れなければ大丈夫です。たまに「洗濯槽クリーナー」で、洗濯槽の中を綺麗にすることもお忘れなく。
シャツは家庭で洗うことで寿命は何倍にもなります。わたしはこの方法をやり続けているおかげで、5年以上前に仕立てたシャツも、襟と袖は綺麗なままです。
襟と袖部分は交換できる
みなさまがシャツを捨てようかな、と思うタイミングは、おそらく襟か袖の「黄ばみ」か「ほつれ」が原因ではないでしょうか。身頃の部分はまだ綺麗なのに、もったいないと思いながら捨てる方も多いはずです。
エリと袖の部分がもう洗っても汚れが取れないようでしたら、BERUNのシャツはそこだけ交換することも可能です。その際、同じ生地で直すこともできますが、(※)クレリックシャツにすることもできます。替えるときにはエリ型やカフスの形やサイズも替えられ、シャツのイメージチェンジもできます。こうすることで、ひとつの物を長く保ち続けられることができるのです。
<クレリックシャツ>
(※)クレリックシャツ=エリ部分とカフス部分だけが白色の別布で切り替えられたデザインシャツ。クレリックというのは「聖教者、牧師」という意味で、牧師が着ていたことからそうよばれます。正式には「ホワイトカラードシャツ」、または「カラーセパレーテッドシャツ」とよびます。
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