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第11章 その他
格好良さは姿勢で決まる
日本人はもともと前肩の民族です。これは農作業で前かがみになることや、お辞儀(姿勢を下げる)文化が続いていることから、国民全体の悩みであります。
それに加え昨今は、PCに向き合う時間も増え、正しい姿勢を保つ時間はなくなるばかりです。
年を重ねられたご年配の方なら致し方ありませんが、まだ情熱も身体を支える筋肉もある若者が、首と肩を落としていては格好がつきません。
姿勢は洋服を着こなす上で、何よりも大切といっても過言ではないでしょう。整体に行ったり、筋力を付けるという話もできますが、ここではどのように意識をして、姿勢を整えていくのかをお伝えいたします。
まず、上着は胸に乗せて着るようなイメージをしてみてください。そうすると、肩は自然と後ろに下がります。力が抜けている理想的な状態ですと、肩は下に落ち、胸が自然と前に出ている姿勢になります。
下半身のトラウザーズは、お尻に乗せるようなイメージです。そうすることで、きれいな「S字」の身体になります。ですが、そのままですと少々過剰な姿勢のままです。
少しお腹の辺り(丹田)を意識しますと、お尻が自然な位置へと入ってくると思います。
そして歩くときは、胸の中心からひもで引っ張られているようなイメージをしてみてください。
しかしこれもそのままやってしまうと過剰な姿勢になってしまいますので、あくまでイメージです。
ですが、姿勢は長い習慣が根付いてできたものなので、意識を抜くとすぐに戻ってしまいます。そして今のやり方をしばらく続けていると、とてつもなく疲れます。
あくまで一過性のものであり、本格的に姿勢を正していきたいようでしたら、信頼のおけるプロにみてもらうことをおススメします。
どんなにいい洋服を着て、靴をピカピカに磨いていても、姿勢が美しくなければ、一瞬で理想的な姿ではなくなるということを覚えておいてください。
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