第11章 季節
ステテコバンザイ
夏の暑い日、スラックスの裏地が太ももにべた付くのは不快でしかないと思います。わたしはその不快感から脱するために、数年前から、インナーにステテコを着用するようにしました。このステテコ、本当に便利です。気に入ったので冬でも履いていて、今ではほぼ毎日履いています。
まず、ステテコを履くことで、スラックスと直接肌が触れることを防げるため、生地の痛みを和らげることができます。ひざ下までのステテコを履き、靴下はロングホーズを履けば、スラックスの下は肌が一切出ないことになります。
スラックスの内側に付いている裏地はポリエステルかキュプラでできています。汗をかいた足がその裏地にくっつくことも不快ですし、汗かきの人は汗がスラックスの表面まで出てきてしまうこともあります。
そのときにステテコを履くことで、肌と裏地の間に生地を1枚挟むため、滑りが生まれ、べた付きがなくなります。1枚着る者が増えるということは、暑くなるのではないか?とよく言われますが、べた付きがなくなる方が、不快指数が圧倒的に下がり、生地が1枚増えることの暑さはほとんど気になりません。
ステテコの選び方ですが、わたしはUNIQLOのエアリズムのステテコを愛用しています。注意点ですが、間違えて、コットン素材の柄物の部屋で履くようなステテコは買わないようにしてください。
夏は色やベージュのスラックスを履くことも増えるかと思います。そのときは、白のステテコを履きましょう。スーツのときは黒かグレーで間違いありません。
この心地よさに慣れてしまえば、夏が終わっても履き続けることでしょう。天然素地を推すわたしですが、インナーは現代の技術に頼って快適に過ごしています。
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