第8章 革靴
革靴の種類
靴は大きくわけて、「スリップオンシューズ」と「オックスフォードシューズ」の2種類があります。
オックスフォードシューズは、レースアップシューズタイプの履き口が紐結びになった短靴のことをいいます。英国オックスフォード大学の学生の間で、1665年頃から愛用されたところからこの呼び名があり、3~6個のハトメ(紐穴=アイレット)が基本の形です。元々はスコットランドのケルト民族が履いていたブーツから派生したものといわれています。
オックスフォードシューズの代表はやはり、男の革靴としては最もクラシックな靴と言われている「ブローグ(Brogue)」でしょう。ブローグとは、靴のつま先や周りに模様のようにあしらった小穴飾り(パーフォレイション)の付いている靴のことを差します。このブローグにも「セミ・ブローグ」、「フル・ブローグ」など、いくつかの種類があり、用途や装いに応じて選びます。
この穴飾りは、元々 スコットランドには湿地帯やぬかるんだ道が多かったことから付けられたディテールです。防水性と耐久性を考慮して革を2枚合わせているため、濡れてしまったとき下の革が乾きづらいというところから、穴を開けて通気性を高めたというわけです。それにしても実用的なディテールだったはずなのですが、それがおしゃれとして根付いているのがなんとも素敵です。
このオックスフォードシューズも大きく分けると、「内羽根(バルモラル)式」と、「外羽根(ブルーチャー)式」の2種類に分かれます。
<セミ・ブローグ>
<フル・ブローグ>
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