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第5章 シャツ
日本人が似合うシャツとは
日本ではひと昔前、総人口全員が白シャツという文化がありました。職種によっては、現代でも白シャツ以外は着ることができないという仕事場がいまだにあると聞きます。
実は白シャツは、あまりわたしたち黄色人種には合わないといわれております。これは、肌の色とシャツの色のコントラストが関係しているのです。
白人の人は肌が白く、白シャツとのコントラストも弱いため、違和感がありません。しかしわたしたち黄色人種や、より肌の色のはっきりとした黒人は、白シャツを着ると、肌の色とシャツとのコントラストが強く、シャツが浮いて見えてしまうのです。黒人がピンクやイエローなどのカラーシャツを格好よく着ているのを見たことがあるかと思います。彼らは白よりもカラーシャツの方が肌の色に合うため、違和感が出ず、格好良く着こなすことができるのです。肌の色が濃ければ濃いほど、色味のあるカラーシャツの方が似合うようになります。
黒と白という2色はとても強く、すべての色を取り込んでしまう色のため、コーディネートのバランスを崩してしまいかねません。世界的に見ても、洒落者はブルーのシャツを着ることが多いです。
しかしここまで言いましたが、あらゆるスタイルを経験した熟年の男性の、「シャツは白の無地しか着ない」というストイックな姿勢は、それらを超越した格好良さがあります。極論、その人が似合うと思い切り、その人が最も力が沸くものを選ぶ、それが一番です。
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