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第10章 季節
旅行のときの服装選び <春夏編>
旅行のときの服装選びに悩まれる方は多いかと思います。わたしはあまり旅行の時は荷物を持たないので、1泊2日であれば替えるのはシャツと下着だけです。
3泊以上になりますと、シャツ、ニット、トラウザーズの替えが増えます。
上物は季節によってもちろん変わりますが、春・秋であれば、三者混(3つの素材が織り混ざったもの)のジャケットにします。
もう少し気温が上がり、夏になると、モヘア混のサマージャケットにします。
旅行では、普段着るようなネイビー、グレー系の暗色より、少し明るい色味のジャケットをぜひ選んでいただきたいです。わざわざ休日にジャケットを着るという手間をかけるからこそ、日常ではあまり着ない色を着ることで、旅行に彩りを加えることができます。
それでも、旅行でジャケットを着るのはハードルが高いと思われる方には、BERUNでもお作りしていますが、ニットジャケット(ジャージージャケット)をオススメします(結局ジャケットで恐縮です)。
カーディガンのような着心地でありながら、着るとしっかりとジャケットになるニットジャケットは、ぜひオススメしたいアイテムです。
<ニットジャケット>
<三者混ジャケット>
<盛夏用サマージャケット>
〜トラウザーズ〜
トラウザーズは春・秋であればコットン素材のものをお勧めいたします。
ベージュとネイビーの2本があれば、ジャケパンの下にも使えますし、シャツやニットの下に合わせるだけでシンプルなカジュアルシーンでも使えるため、非常に便利です。
ベージュの場合は突然の雨や汚れがつくことがあるので、旅行のときはネイビーカラーがいいでしょう。
私が言うコットントラウザーズ(またはコットンスラックス)とチノパンってどこが違うの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
簡単に違いを説明いたしますと、チノパンはスラックスより、デニムに近い形です。タックやクリースラインがなく、裾はミシンステッチで仕上げられ、シングル仕立てです。生地も分厚く、畳み方も縦割りではなく横で畳みます。
コットントラウザーズは、通常のトラウザーズの仕立てで、素材がコットンに変わっただけという作りです。(最近ではタックやクリースラインが入ったチノパンも増えて来ているので、ここの線引きはどんどん曖昧になってきていますね)
<コットントラウザーズ>
夏の旅行であれば、やはりリネンのトラウザーズがいいでしょう。
こちらもまず最初に揃えるお色は、ベージュとネイビーの2本をお勧めいたします。晴れの日はベージュ、曇りと雨の日はネイビーと天気に合わせて色を選べるのがいいです。
<リネントラウザーズ>
〜シャツ〜
シャツは6〜9月中は、麻のシャツをメインで着ます。
麻のシャツは、2,3泊の旅行のときには2枚持っていけば、あとはホテルで洗って乾かしておくと次の日にはもう乾いているので、旅先に持っていくにはうってつけです。
<リネンシャツ>
春秋で少し涼しい季節のときでしたら、オックスフォードシャツがいいでしょう。もしネクタイを着けないのでしたら、ボタンダウンカラーにすると、首元が引き締まりますので、お勧めです。
<オックスフォードシャツ>
ニット
シャツだと堅苦しいというお方は、ニットポロか、ハイゲージのタートルネックニットを着るのがいいでしょう。リラックスした見た目がありながら、カジュアルになりすぎないアイテムですので、旅行のときにぴったりです。
<ニットポロ>
〜ネクタイ〜

旅行にネクタイ?と思われるかもしれませんが、意外とあると嬉しいシーンもあります。例えば有名店に食事に行くときなど、さっと一本持っておくと便利です。
私は旅行のときは、ニットタイを一本持っていくようにしております。ニットタイですとカジュアルな雰囲気がしながらも、しっかりとタイドアップをしていることになりますので、どのような場面でも対応することができます。また、ニットタイはカバンの中に仕舞い込んでおいてもシワになりづらいため、まさに旅行の時には非常に役に立ちます。
また、観光中はネクタイをしないという方には、柄物のポケットチーフを持っていくことをお勧めいたします。
〜靴〜
ローファー
カジュアルな雰囲気の出る靴となりますと、やはりローファーがいいでしょう。
私個人的な好みで言いますと、クロケット&ジョーンズのボストン。JM Westonのシグネチャーローファー。オールデン。ジョンロブのロペス辺りです。
<JM Weston シグネチャーローファー>
<Alden>
<John Lobb Lopez>
履き心地の良い靴
<BERUN>
手前味噌ですが、2025年に完成したBERUNのオリジナルシューズがあまりにも履き心地が良く、とても優秀なので、こちらは旅行の時には必ず持っていきます。
見た目は革靴で、履き心地はスニーカーというコンセプトのもと作った一足です。
<SUPERGA>
レザーでなくてもいい。よりカジュアルでスマートな見た目の靴はと言いますと、私はスペルガをお勧めいたします。元々はイタリア軍のトレーニング用の靴だったスペルガ。アナログでクラシカルな見た目が大人のスニーカーという印象を与えてくれます。
<JW Weston / John Lobb>
左はJM Westonのテニスというモデル。表地がキャンバスでカジュアルで上品な見た目です。
右はJohn LobbのLEVAHというモデル。レザースニーカーの位置付けで、洗練された見た目で、ジャケットスタイルにも合わせることができます。
〜カバン〜
今は旅行となりますと、私は友人のカバン職人、福島さんに作ってもらった鞄を持っていきます。
エレファントレザーで作ったこちらのバッグ、ガイアバッグと名付けました。笑
<Keiichiro>
このように、一つのアイテム毎に自分の気に入っているもの、「My favourite clothes」を決めるととてもスムーズに洋服選びができます。
日々のワードローブでも、これには何を合わせようか、、とどうしても悩んでしまう洋服には、何を合わせてもマッチする万能なアイテムをどの洋服毎にも持っておくといいでしょう。
<ネイビーブレザー>
ジャケットでいえば、ネイビーのブレザー。
トラウザーズだとコットントラウザーズ。
シャツはオックスフォードシャツ。
タイはネイビーの無地のニットタイ。
靴はダークブラウンのローファー。
これらを全て合わせるといかにもトラッド大好きです君になってしまいますが、これは困ったときに選ぶという風に、ベースのアイテムとして考えるのがいいでしょう。
ベースはこれで、ここから自分らしさを出していくのがコーディネートの醍醐味です。
2026年9月擱筆
Atelier BERUN
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