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第13章 アクセサリー
ポケットチーフ
上着の胸ポケットには、ペンではなくポケットチーフを挿しましょう。
見える面積はごく僅かですが、このアイテムがあるかないかで、全体の印象は大きく変わります。
スーツに合うチーフは
スーツに合うチーフには、理想の条件が3つあります。
①白色
②リネン素材
③周りが手で縫われているもの
これが理想ですが、昨今では職人不足により、この③の手縫いのものが少なくなってきております。
スーツに柄物のチーフを使っても良いですが、ネクタイとの合わせなどがあるため、少し熟練した感覚が必要です。
白のリネンのチーフの良いところは、決してオシャレ目的でチーフを挿しているのではないというところです。
ホワイトリネンのチーフを挿していただけたらお分かりになるかと思いますが、胸元に品が出ます。とてもシンプルなアイテムなのですが、あるのとないのとでは、見た目の印象がまるで変わります。
私の昔のお客様で、とある中小企業の社長の方がいらしたのですが、その方は、ある日社員全員にホワイトリネンのチーフをプレゼントしたそうです。
その日から社員はチーフを入れ出したそうなのですが、その日から、スーツをオーダーした、という社員がちらほら増えたというのです。
チーフを挿すことで、スーツの印象が変わり、せっかく挿すならいいスーツを着たい、という思いになったのか、何人かの社員がスーツを新調したという話を聞き、私はチーフの力を改めて感じました。
オシャレで挿してます。という印象ではなく、この方は気を遣っている方なんだなと思ってもらえるチーフこそ、ホワイトリネンです。
やってはいけないチーフの合わせ方
ここで、決してやってはいけないチーフの合わせ方について書きます。
それはズバリ、ネクタイとチーフの柄を合わせるというコーディネート。
巷にこのまさに”セット売り”をしている商品が売られているので、つい買ってしまったという方もいらっしゃると思いますが、それは野暮の極みで、絶対にやってはいけない合わせ方です。
なぜかと言いますと、洋服の着こなしにおいて大切なのは、あたかも「合わせてきました」というわかりやすさではなく、さりげなさだからです。
洋服を巧みに着こなしている方の共通点は”小粋さ”にあります。
わかる人にはわかるというさりげなさに、着こなしの品が表れます。
ネクタイとチーフを合わせるというのは、その小粋さは皆無で、「オシャレでしょ〜」と訴えているように見えてしまうのです。
チーフを挿すという着こなしにプラスアルファをするということですので、このさりげなさはとても重要な考え方です。
ジャケットに合うチーフ
ジャケットに合わせるチーフは選択肢が無限にあります。
無地から柄物まで、色々とありますので、ここではどのように合わせていくのがいいのか、という方法をお伝えしていきます。
ネクタイと色をほんの少しずらす
まず、もしネクタイをされるのでしたら、ネクタイの色とチーフの色をほんの少し変えるということをやっていただきたいです。
例えば、ネクタイの色がボルドーであったら、チーフの色はブラウンにするというように。
この合わせ方がまさにさりげなさです。
決して色を外しすぎてはいない、けど合わせすぎてもいない。
柄物を使う
柄物のチーフとなりますと、途端にレベルが上がってしまう。と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろ、柄物にすることで、その柄に入っている色を拾ってコーディネートを組み立てることができるため、より着こなしを上手にまとめることができるのです。
様々な柄物がありますが、小紋、ペイズリー、ドット、それらの中で、気に入ったものを選ぶのがいいでしょう。
ジャケットの色に近いものを選ぶ
チーフ選びが難しいと思われる方は、ジャケットに近い色のチーフを選んでください。
ネイビージャケットであれば、ブルーベースのチーフ。柄の中の色が多ければ、トラウザーズや靴など、他の色と合わせることで、全体のコーディネートをまとめることができます。
2026年6月執筆
Atelier BERUN
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