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第12章 お手入れ
シューケアブラシ
シューケアグッズで必要な物は大まかに分けて、「ブラシ」と「クリーム」ですが、ブラシは3種類持っていると、よりきれいに靴磨きができるようになります。
1,外出前後に靴のほこりを払う「馬毛のブラシ」
馬毛のブラシはほどよい堅さで毛も長く、革の奥に溜まった汚れをしっかりかき出すのに適しています。玄関先に置いておき、最も使うブラシです。(写真一番上)
2,クリームやワックスを伸ばすのに最適な「豚毛のブラシ」
豚毛のブラシは堅く毛が短いため、クリームを革にしっかり入れ込むのに適しています。豚毛よりもほんの少し柔らかい「白馬毛のブラシ」も、豚毛のブラシと同様、クリーム伸ばしに適しています。(写真右)
3,仕上げに欠かせない、極上の柔らかさをもつ「山羊毛のブラシ」
山羊毛のブラシは最も柔らかく、最後にブラッシングをするときに使用します。1〜2までの過程のなかで、表面に残った余分なクリームやワックスを綺麗に取り、ピカピカにします。(写真下)
ブラシは良質なものを揃えようと思うと高価なものがありますが、はじめに揃えるなら、2,3千円程度のものを使い始めていけばいいと思います。大切なのは、一つ一つのブラシの特性を掴むこと。馬毛と豚毛はなぜ分ける必要があるのか。実際、馬毛でクリームを靴に入れ込んでいこうとやってみても、なかなか綺麗な仕上がりにはなりません。
山羊毛のブラシは、靴用のコットンクロスで代用することもできます。
色々と試行錯誤することで、正しい靴磨きの方法と、自分に合ったシューケアセットを見つけることができるようになります。
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