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第13章 映画
映画は洋装の最大の教科書
コロナは私たちのファッションとの関わり方を大きく変えました。
クラシックなスタイルは、より今の世の中からは縁遠い世界となり、2020年を皮切りに、カジュアル派とクラシック派が大きく二分されたように思います。(クラシック派は圧倒的に少数ですが)
今と昔では、ファッションを知ろうと思いたったときに調べる媒体も大きく変わりました。今はSNSやYouTubeを参考にする方が増えたと思います。
その調べ方も決してわるい方法ではありませんが、情報が多すぎる今、本当に正しい情報に辿り着けるかどうかがとても難しいところです。純度の低い情報ばかり掴まされてしまい、無駄に浪費してしまい、結果的にお洒落をすることに疲れてしまっては、元も子もありません。
わたしがファッションや歴史、着こなしを教えてもらったのは、シンプルにこの3つといっても過言ではないでしょう。
・実店舗に行き、信頼のできる店員を見つけて色々と話を聞かせてもらう
・本を読む
・昔の映画を観る
共通していることは、リアルであるということ。映画は一見リアルに感じないかもしれませんが、ひと昔前の映画はとてもリアルでした。着こなしから、身のこなしまで学べて、素晴らしく勉強になります。
70年代に入ると、ファッションブランドの力が強くなります。その影響によって、ブランドが衣装提供するような作品が多くなります。よりお洒落にはなっていくのですが、そのブランドの色が前面に出過ぎてしまい、本質が薄まってしまう作品も多く出てきます。
私としては、ブランドに頼らず、本物を身に纏うことを意識している時代の作品の方が、胸を打ちます。
特に外に出ることが難しくなった今の時代だからこそ、家の中でも本物のファッションを学んでほしいです。
わたしが今まで観てきた映画の中で、思い出す限りの作品をここではお伝えしていこうと思います。
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