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第10章 季節
旅行のときの服装選びはどうする <春夏編>
旅行のときの服装選びに悩まれる方は多いかと思います。わたしはあまり荷物を持たないので、1泊2日であれば替えるのはシャツと下着だけです。
上物は季節によってもちろん変わりますが、春秋であれば、三者混(3つの素材が織り混ざったもの)のジャケットにします。
もう少し気温が上がり、夏になると、モヘア混のサマージャケットにします。
旅行では、普段着るようなネイビー、グレー系の暗色より、少し明るい色味のジャケットをぜひ選びましょう。わざわざ休日にジャケットを着るからこそ、日常ではあまり着ない色を着ることでとても気持ちがいいです。
それでも、旅行でジャケットを着るのはハードルが高いと思われる方には、(結局ジャケットなのですが)BERUNでもお作りしていますが、ニットジャケット(ジャージージャケット)をオススメします。カーディガンのような着心地でありながら、着るとしっかりとジャケットになるニットジャケットは、ぜひオススメしたいアイテムです。
<ニットジャケット>
<三者混ジャケット>
<盛夏用サマージャケット>
スラックスは私の大定番、Harrisonsの綿麻シリーズ「Mersolair」のネイビーのコットンパンツ。
このベージュとネイビーの2本があれば、カジュアルパンツはほぼ完結すると言い切れるほど便利なスラックスです。
ベージュの場合は突然の雨や汚れがつくことがあるので、旅行の1本には選びません。
<Mersolair コットンスラックス>
シャツは4〜10月中は、麻のシャツです。
麻のシャツは、2,3泊の旅行のときに2枚でも持っていけば、あとはホテルで洗って乾かしておくと次の日にはもう乾いているので旅先に持っていくにはうってつけです。
観光中はネクタイをしない場合も多いので、柄物のポケットチーフも持っていってもいいと思います。
靴は意外かもしれませんが、クロケット&ジョーンズのボストンというシリーズのローファーを愛用しています。
これはわたしが英国滞在中の2011年、ノーザンプトンのファクトリーショップにて£100で当時購入したもの。
型押しのレザーにダイナイトソールというラフに気にせず使えるものでありながら、アメリカ靴のような野暮ったさがなく、スッキリと履けるため、とても気に入っています。ハーフサイズ大きいものを買ったため(それしか売っていなかったのですが、それが功を奏しました)、靴べらなしで履くことができ、革靴ですが終日履いていても疲れません。
ラッキーペニーといい、履き口の穴にコインを入れる習慣があるこの靴ですが、わたしは日本人なので10円玉を入れています。笑
これがもう少し長い旅行になってくると、歩く用でマルジェラのジャーマントレーナーを持っていきます。
鞄は色々選べるので毎度悩みますが、mulberry(マルベリー)のオーバーナイトバッグはとても気に入っています。
色々入れると重いので、あまり使えないのですが、これを悠々と持ち運べる(色々な意味で)余裕のある男になりたいです。
<Mulberry オーバーナイトバッグ>
このように、一つのアイテム毎に自分の気に入っているもの、「My favorite things」を決めるととてもスムーズに洋服選びができます。
日々のワードローブでも、これには何を合わせようか、、とどうしても悩んでしまう洋服には、何を合わせてもマッチする万能なアイテムをどの洋服毎にも持っておくといいでしょう。
ジャケットでいえば、ネイビーのブレザー。
スラックスだとコットンパンツ。
シャツは白のオックスフォードシャツ。
タイはネイビーの無地のニットタイ。
靴はダークブラウンのローファー。
おやおや、アメトラっぽくなってしまいました笑
これらを全て合わせるとそれっぽくなってしまいますが、これは困ったときに選ぶという風に、ベースのアイテムとして考えた方がいいでしょう。
ベースはこれで、ここから自分らしさを出していくのがコーディネートの醍醐味です。
<ネイビーブレザー>
<リネンスラックス>
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