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第3章 ジャケット
ジャケットはかつてスポーツウェアだった
「ある時代にスポーツウェアだったものは、次の時代にはドレスフェアとなる。」
という言葉を残したのは、イギリスのファッションジャーナリストであり、作家のメレディス・エサリントン・スミス。
当初、ビジネススーツのカジュアル版として作られたジャケットは、その後、スポーツジャケット(スポーツコート)と呼ばれ、様々なカジュアルシーンで着用されるようになりました。
当時カジュアルファッションが今のように盛んでなかった時代は、このスポーツジャケットが休日のアクティビティに使われる洋服でした。
ゴルフ、フィッシング、クリケット、乗馬、サイクリング、テニス、等
素材もスポーツコートらしくカジュアルに、冬はツイード、フランネル。
秋は薄手のフランネル、コットン。
夏はリネン、というように、スーツと比べて、自由自在に変化させることができるのも、このスポーツコートが反映した理由の1つだと思います。
スーツは首の下からくるぶしまで全て一環した組み合わせで成り立っていますが、ジャケットはそうではなく、何通りのものパターンが考えられます。それがジャケットの面白いところでもあるのですが、難しいところでもあります。
まだ選び方がわからないうちに、なんとなく合わせてしまうと、ちぐはぐなコーディネートになってしまうのが、ジャケットのコーディネートです。
そのため、初めのうちは信頼のできるプロに任せてみて、そのプロの方がどのように組み立てるのかをじっくりと見届けるのがよろしいと思います。
コーディネートが上手な人は、1つのアイテムを2通りにも3通りにもコーディネート組み立てることができます。
このジャケットはこのスラックスにしか合わせられない。というようなことでは、洋服が何着あっても足りないので、まずは合わせやすい色や素材、形のものから少しずつ揃えていくことをお勧めいたします。
昨今のカジュアルなファッションに辟易としていた方には、ぜひ今一度時代を振り返って、このジャケットスタイルで様々なシチュエーションに合わせて変化を楽しんでいた時代の装いを噛み締めていただきたいと思っております。
最終編集 2026年6月
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