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第10章 季節
My favorite Clothes ~春~
寒く暗い冬が終わると、
黒、グレー、ネイビー。無彩色で作られた冷たい冬から一転して、
ツイード、カシミア、フランネルなどの冬の素材から、
春の着こなしの愉しいところは、
朝夕はまだ涼しい春は、下は春のコットンスラックスを合わせて、
帽子を被る人にとっては、
そのように、気温の寒暖差が激しい春は、
その分なにを合わせようかという難しさもあるかと思いますが、
春に活躍するアイテムはやはりスプリングコートです。ジャケットだけだとまだ寒い、
コットンギャバジンのトレンチコート、
一足先に麻のジャケットを着て、
GWが開ける頃からは、リネンのジャケットが活躍します。
アイリッシュリネンの深く太いシワが、
色合いの豊かなハイゲージのニットも活躍します。
下はコットンスラックス、
スプリングコート

<Burberry’s コットンギャバジン>
バーバリーのコットンギャバジンのバルマカーンコート。高密度なコットンのコートは、保温性はないものの、風を受け止めてくれるため春に非常に活躍します。コットンギャバジンのコートは意外と珍しく、通常のコットンのものよりも表情に面白みがあります。
<Yves Saint Laurent Rive Gauche>
1970年代のイヴサンローランのトレンチコート。さすがモードの帝王と言われるデザイナーの作品です。
70年代まではまだ本人が監修していたため、80年代以降のライセンス品とは物作りが異なります。
裏地も表地を使用している無双仕立てで、ポケットがプリーツ付きのアウトポケットになっていたり、伝統的なトレンチコートからの脱却の姿勢を感じます。
70年代はまだメンズファッションが台頭する前でしたので、その頃にこのような前衛的な洋服作りをしていたというところが流石の一言です。
<Burberry’s ライダーコート>
バーバリーのライダーコートと呼ばれるデザイン。一見すると普通のラグランコートに見えますが、腰ベルトが付いていたり、背中にヨークが付いていたり、裏地の取り外しが可能だったりと、トレンチコートとステンカラーコートの間のようなデザインが面白いです。こちらは色味もブルーと鮮やかなので、春にライニングを外して着たくなります。
スウィングトップ
<Baracuta -Fabric by J&J Minnis->
春の定番服といえばこちら。バラクータのG9。こちらは定番のコットンではなく、ウール素材を使った別注もの。シックで上品な印象になります。
<Baracuta -G9->
こちらが定番のコットン素材のスウィングトップ。こちらは私が英国の留学していた際、蚤の市で当時£30で購入したものです。
サファリジャケット
<Vintage>
春のもう一つの定番といえば、サファリジャケットが挙げられます。カジュアルとかっちりのちょうど間のようなデザインで、大人の休日のカジュアル服として活躍します。
こちらはデザインの濃度によって、探検家のようになったり、現代的なバランスになったりと、それぞれ異なる印象になるのが面白いです。

<Vintage 1950’s>
こちらは私が持っているサファリで最もサファリらしいデザイン。サファリのデザインが満載ですが、着てみると不思議と探検家らしさがなく、非常に気に入っている一着です。
ここまで盛り込まれたサファリのデザインから、どのようにディテールを減らして現代的な服に落とし込んでいくかが大事なポイントです。
<House of Bruar>
2024年に英国に行った際、スコットランドのショップで購入したサファリジャケット。デザインは極力シンプルですが、袖もカフスボタン仕様のため、サファリスタイルはしっかりと残っております。
街で着るならこのくらいのバランス感がよろしいかと思います。
<SULKA Paris>
こちらもお気に入りの一着。1893年にニューヨークで創業した高級紳士服ブランド、SULKA Paris。
一つ上のHouse of Bruarとデザインは似ていますが、こちらはカジュアルの中に気品が漂う、とてもエレガントなサファリジャケットです。同じデザインでも、パターンや素材の使い方、色味によって、表情が全く変わるところも洋服の面白いところです。
ハンティングジャケット
<Alfred Dunhill -Made by Grenfell->
こちらはグレンフェルで昔定番で作っていたハンティングジャケット。こちらは当時のアルフレッドダンヒル製のもので、デッドストックで手に入れたものです。内側を表地にしている無双仕立てで、高密度なコットン素材で非常にハリがあります。丈もお尻がしっかりと隠れる長さのため、大人のカジュアル服としてはスマートさ、エレガントさがあります。
コットンアウター
<Maison Martin Margiela>
春はコットンの季節。こちらは私の大好きなブランド、マルジェラの90年代のコットン素材のハーフコートです。本人がデザインに携わっていた当時のもの。
ブランドに関しては、私はデザイナー本人が携わっていた頃の洋服を集めるようにしております。
ブランドの命は、立ち上げた本人がいた時が最もパワーがあると思っているためです。
<Maison Martin Margiela>
オイルドコットンが使われているM-65をモデルに作ったマルジェラのアウター。トムヨークが着ていたということでもマニアックな界隈で少し話題になった一着です。薄手のニットにこのくらい軽い仕立てのアウターをさっと羽織って出かけたいものです。
Gジャン
<Levi’s 1970’s コットンピケ>
リーバイスのホワイトコットンピケ。春には明るい色のアウターを着たくなります。ショート丈のため、比較的暑くなってきた夏の始まり頃まで着られます。
<Levi’s>
リーバイス1stモデルの復刻で作られたGジャン。自慢じゃありませんが、18歳の頃、リーバイス1stモデルのミントコンディションの物を10万円で購入しました。すぐに金欠になり半年で手放してしまいましたが、もしあの時のコンディションのまま今も持っていたら、300万はしていたでしょうと言われました。笑
昨今のデニムブーム、高騰具合はあまりにも凄いので、静観しております。
ハイゲージニット
<Atelier BERUN>
弊店でオリジナルで作成している長袖のニットポロ。強撚糸で織り上げているため、ドライな肌触りで、春秋に非常に活躍します。暑い日はこれ一枚でコットントラウザーズを履けばコーディネートはもう完成です。
オックスフォードシャツ
オールシーズン活躍するオックスフォードシャツですが、やはり春と秋がメインです。
ボタンダウンとコットントラウザーズで大人カジュアルの基盤が完成します。
白とサックスブルーで、ボタンダウンとセミワイドは持っておいて損はないでしょう。
コットントラウザーズ

春と秋のBERUNの大定番、コットントラウザーズ。タックを入れて、ベルトループはありでもなしでもどちらでもOK。サイド尾錠だとより上品な印象になります。
ベージュとネイビーの2色をまずは押さえておけば、コーディネートで困ることは格段に減ります。
ジャーマントレーナー

<Maison Martin Margiela>
私の大好きなスニーカー。ジャーマントレーナーですが、マルジェラのジャーマントレーナーが一番クオリティーが高いと思います。上のチェック柄とレザーのコンビのスニーカーですが、私が人生で一番履いたスニーカーだと思います。
オリジナルのジャーマントレーナーも年々価格が上がってきておりますが、やはり良い靴ですので、持っておいて損はしません。
ホワイトスニーカー
<John Lobb>
春は色が明るいスニーカーを履きたくなります。こちらはジョンロブのスニーカー。別にロブでなくてはいけないわけではないので、お気に入りの一足をぜひ見つけてください。
JM Weston ゴルフ

ゴルフは年中活躍する靴です。程よく肩の力の抜けたデザインと、どこから漂うのかわからない品があるのがこの靴の魅力です。私はジャケットに合わせるというよりかは、上記でご紹介したカジュアルなアウターに合わせる方が好みです。
シルク・リネンのストール

マフラーだと暑い。だけど何も巻かないと首元が寒い。そのような気候の時こそ、シルク、またはリネンのスカーフがおすすめです。首元に巻くだけでグッと華やかなコーディネートに変わります。シンプルな合わせに一味入れるくらいが粋な着こなしに見えるでしょう。
最終編集 2026年10月 (編集継続中)
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