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第12章 お手入れ
雨の日の対処法
水に濡れた場合は、適切な対応をしないと、後々取り返しのつかないことになる場合があります。突然の雨に降られたときの対処法をお伝えします。
雨の日は出かける前に防水スプレーを吹きかけ、弱い雨を防ぐ膜を作ります。そして帰宅したときは表面の雨を払い、シューツリーではなく、足形に形作った新聞紙を中にしっかりと詰めてください。雨に濡れた場合は中の水気を取る必要があるため、シューツリーよりも新聞紙のほうが吸湿性がありオススメです。シューツリーは完全に乾ききってから入れます。そして革底からも水気を抜くため、床には置かず、壁に立てかけておきましょう。
膜を張るため革に多少の負担はかかるという理由で、防水スプレーもやめた方がいいという方もいます。もし防水スプレーをされない場合は、家に帰ってからの手入れをしっかりとやることが必要です。それを怠ってしまうと、靴の痛みは進んでいってしまいます。
水に触れると靴の油分が抜けてしまい、乾ききってしまうと革は乾燥してひび割れの原因になります。そのために、完全に乾ききる前にクリームを入れ、乾燥を防ぐ必要があるのです。
濡れた状態で放っておくと、雨粒がシミになってしまいます。全体に水分を行きわたらせるために、わたしは帰宅後、しっかりとクリームを入れ込みます。
濡れた状態では下駄箱にしまわず、しっかりと水分を抜き、クリームを入れた後にしまいましょう。
放っておくと夏の場合、数日でカビが発生してしまうということもありますので、十分にお気をつけください。
雨に濡れた靴をしっかりと手入れするかしないかで、ダメージになるのか、アジになるのかが変わってきます。
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