【SK様】BERUNのスーツで人生が変わった
外資金融/公認会計士
BERUNのスーツが私の行動や心に軸をくれて、見える世界が変わった。転職して就いた営業の仕事も、このスーツと一緒だったからこそ乗り越えることができた。BERUN、竹内大途の魅力は、私にとって純粋なもの。それを言葉にし、大事な人に伝えることでお互いの人生がより豊かになっていく。店主と客以上の、真の友人でありパートナーと呼べる存在だ。
初めてBEURNのスーツを着たときの衝撃
S.K.(敬称略):最初に大途さんに会ったのはもう6年くらい前の夏のバーベキューの会でしたね。僕はTシャツにジーパンのカジュアルな服で参加していたんですが、そこに全身ベージュでニッカポッカ(ニッカーボッカーズ)を履いた人が来て、驚きました。
竹内:そうでした。あのときはそんな格好してましたね。
S.K.:私はスーツに興味があったので、そこから今度、話しましょうとなり、渋谷のカフェで気がつけば3時間半、お互いに熱く話し合いました。スーツの技術についてではなくて、なぜこの仕事をしているのかという話を聞けて、すごく魅力を感じました。
竹内:当時はS.K.さん、まだ自分の殻を破っていない様子で、自分を抑え込んでいるようにも見えましたね。
S.K.:出会ったのが2012年の夏。男性としてかっこよくなりたいという願望はありましたが、服に関してはアウトレットで買うくらいでした。何が似合うとかわからなかったので、結局ほとんど着ることなく、捨てていました。だからすべてをプロに任せてみたいと思ってお願いをしたんです。
初めて袖を通した日は一生忘れないですね。着る前に大途さんに「スーツをお渡します。S.K.さんが成長したときに似合うように、2歩先のスーツを作っています。だから、最初はスーツに着られると思います」と。
それを素直に楽しみだなと思いました。いざ着てみると、あまりの緊張感と感動で、はじめは身体を動かせませんでした。事前に大途さんから、スーツは矯正具ですと言われていました。
「スーツが、心と、人となりを正してくれるんです」という言葉も忘れません。
それで身体が物理的に本当に動かないので、びっくりしました。そのスーツを着たら、そのとき着ていたシャツや靴、ネクタイもまったく合っていないのが素人の僕でもわかりました。五感でBERUNのスーツの凄さを感じた日でした。
竹内:当時はそんな話し方してましたね。私自身の気持ちの若さを感じます、懐かしいです。フィッティングの後に、「もちろんスーツを着て帰りますよね?」とお聞きしましたね。
S.K.:もちろん着て帰りました。帰りの地下鉄で、スーツを着た自分が手すりに手を突っ込んで、手を裏返すズボラな姿が窓ガラスに映っているのを見た瞬間、すぐに手すりを掴み直しました。
「このスーツを着ている人はこんな掴み方をしちゃいけない」
本当にスーツに正されました。その体験が忘れられなくて、それから一時期は毎月のように大途さんから何らかしらを仕立ててもらって、今はクローゼットパンパンです。
仕事人として、友人として信頼をしている。
竹内:当時はS.K.さんが会計業から営業職に転職したタイミングで、スーツが必要になりましたね。確か転職したときには既に6、7着持っていましたよね。勝負服として1着良いものを持っているのではなく、毎日を完璧な着こなしで過ごせるだけの数を持っていました。
S.K.:私は当時会計士で、あまり話すのが得意ではありませんでした。でも、このスーツのおかげですごく自信をもてました。雑談のトピックは、スーツや大途さんの話をすればいいんです。他のことはうまく話せなくても、BERUNや大途さんの話は自信を持って話せました。それが何よりも営業のときの支えになりました。
大途さんのことは、仕事上でも友人としても、とても信頼しています。僕のクローゼットの中を知っている大途さんが、今の僕に何が必要なのかを考えてくれているから。彼が、次はこれがいいという提案は快く引き受けるようにしています。それが信頼の証として僕にできることだと思っているので。でも今はクローゼットがいっぱいです。
竹内:今度は、そのクローゼットを拡大してもらうことが私のミッションですね!
S.K.:仕事の話をすれば、私はもともと対人恐怖症だったんです。そんな私なので、営業職に変わったときは、恐ろしいほど売れませんでした。少しずつ売れるようになり、4年目には日経新聞に載せてもらったこともありました。もちろんBERUNのスーツを着てましたよ。
竹内:S.K.さんにはこの6年間、とても思い入れがあります。最初は自分を確立して欲しいと思ったので、S.K.さんのテーマカラーを決めました。それが青で、そこからは青系しか作りませんでした。普通はネイビー作ったら、次はグレーかなと、色を変えるものですが、しばらくは青系のみを作り続けました。
彼の役職の変化や顔つきが変わったところで、そろそろいいかなと思いグレーを作り、そこから更に歳を重ねて、ダブルも作りますか、となりました。
新婚旅行はイギリス
竹内:S.K.さんはスーツをきっかけに英国の魅力にのめり込み、新婚旅行はイギリスとスコットランドに行ってきましたね。奥さんを巻き込んで。
リアルタイムで連絡とって、ニットを買うならこのお店、帽子はここ、などとリストを勝手に送りつけました。エディンバラに行ったら、カールトンヒルの朝日と夕日を必ず見てくださいとか、新婚旅行なのにね。
S.K.:リストで来たところはほぼ全て行きました!妻も美しいものは好きだから、快く一緒に回ってくれましたよ。
私はとにかくBERUNのスーツを着てロンドンの街を歩きたかった、というよりサヴィルロウを歩きたかったんです。ロンドンブリッジの上をグローブ・トロッターのアタッシュケースを持って歩いてみたり。映画『キングスマン』の作中に出てくるテーラーの舞台になった仕立て屋がサヴィルロウにあるのですが、その作中のシーンをマネしたくてダブルのスーツを持っていきました。更に帽子とフォックスアンブレラも持っていくと話したら、さすがに妻に怒られました。「お土産を買うのに、なんでそんなに荷物多いの?」って。でもどうしても、帽子を被って傘を持って街を歩いて写真を撮りたかったんです。
竹内:素晴らしい!さすがに私でもそこまではやらないかも。
S.K.:サヴィルロウの店で、カッコいいサスペンダーを見つけて買っていると、妻が「キングスマンの映画に憧れて今日はここに来たのよ」と店員に英語で伝えてくれたんです。そしたら「キングスマンルーム観ていいですよ」って中を全部見せてくれました。
竹内:あまり観光客とかは相手にしてくれないと思いますよ。キングスマンルームの中を見たんですね。
S.K.:BERUNのスーツを着ていたから相手にしてくれたのかもしれない。とにかく嬉しかったです。
竹内:向こうの人って良いものを着ていると褒めてくれますよね。通りすがりの人に、トントンと肩を叩かれて「お前のスーツカッコいいよ!」って言ってくれたりする。当の本人は決して綺麗な洋服を着ているわけではなかったりするのに、綺麗なもの、良いものが分かる人が多い。西洋の長い文化と美学が脈々と受け継がれているんだと感心します。人をそれを褒める文化はいいですよね。
S.K.:そんな素敵な街をBERUNを着て歩けたのは嬉しかったな。
信頼するパートナーへ
S.K.:互いの未来を支え合えたらいいなと思っています。そのときに私に必要なものは大途さんが提案をしてくれると思うし、私は大途さんの良さを多くの人に話す立場の人間だと勝手に思っているので、彼が伝えたい文化や考え方、価値観を少なくとも僕の大事な人には伝えていきたい。
竹内:洋服を通じて人生を変化させている理想的な形だと思っているので、そのまま突き進んでいって欲しいです。