ブラッシングの重要性

ブラッシングの頻度は、可能であれば着るたびにやっていただきたいです。ブラシは上質な物であれば相応の価格がしますが、安価な物は毛が硬く、逆に生地を痛めてしまう場合もあります。天然の動物のしなやかな毛を使った良質な物が売っているので、大切な洋服のために揃えておくのもいいでしょう。5,000円前後が一つの目安です。

そもそもブラッシングとはどういう意味があるのでしょうか。
まず第一に、ホコリや汚れを落とすためにやります。また、着続けることで寝てしまった毛を起こし、生地のツヤを復活させるという意味もあります。
ウールなどの天然素材は、毛自体にたくさんの油分を含んでいるため、ブラッシングをすることで生地の輝きが戻ってきます。また、繊維本来がもつ油分が蘇るため、汚れが付きにくくなるとともに、静電気も起こりにくくなるというメリットもあります。このように日々のスーツの手入れは、ブラッシングをするだけで十分とも言われております。たかがブラッシングと侮っていてはいけないのです。

ブラシの正しいかけ方ですが、「面」ではなく「点」でかけていきます。ブラシを縦に持ち、手首のスナップで払い落とすようにかけます。優しく撫でるようにしてもあまり効果はなく、ある程度力を入れ、ほこりをかき出すようにかけてみてください。
より丁寧にやるようでしたら、最初は下から上に毛を起こしてほこりをかきあげるようにブラッシングし、次に逆立った毛をなで下ろすように、上から下にかけていくといいです。

シワが気になるようでしたら、水を入れたボトルで軽く霧吹きをして陰干ししておきましょう。市販の消臭除菌スプレーもありますが、人体に有害なものが多いため、わたしはあまりおススメしません。
また、風呂上がりの浴室にかけておくという話もありますが、実はそちらもあまり得策ではありません。
湿気の大量にこもった空間に長時間おいておくと、生地(糸)が伸びてしまい、形が崩れてしまう場合があるからです。

家庭用スチーマー(ガーメントスチーマー)があれば、シワも匂いも簡単にとることができるためオススメです。アイロンのスチームでもパワーは弱いが可能です。

長時間着ているとスーツの毛が寝てしまうので、水分を少し与えてブラッシングをして毛を起こします。シワが取れてもすぐにクローゼットにはしまわず、陰干しをしてしっかりと湿気・水気を飛ばしてから、翌日クローゼットに戻しましょう。

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