シャツの正しいネーム位置

シャツのネーム位置の正統派な位置は、左胸とウエストの間と決まっています。この位置ですと、ウエストコート(ベスト)を着たときにネームが隠れます。そもそもネームは他人に見せる物ではなく、自分の物であるという証明であり、わざわざ顕在的な場所に見せる必要はありませんでした。ネームの大きさも小さいほうがよりエレガントで、5~6mmほどが理想です。

現在、シャツのネーム位置は、二の腕やカフスに付いている場合が多いですが、それらは歴史にならうと、正しい位置ではありません。
既成のシャツが大量に作られ、オーダーであることが珍しくなった頃から生まれたアイデアです。ファッションに深みを求められはじめた時代だからこそ、こういったアイデアはなるべく取り入れずに、洋服を選んでいきたいですね。

 

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通常イニシャルは、たとえばわたしの名前であれば、「H.T」となります。しかし正しくは、「H.T.」と入れるのが正解です。なぜなら「.」は、「H」以降の文字を省略しているという意味であるため、「T」の後にも「.」がないとおかしいのです。意外と知られていませんが、ヨーロッパのクラシックなシャツメーカーが作るイニシャルを見てみると、大抵のシャツは後ろにも「.」が入れられています。
より本格的にこだわりたい場合、英国では3文字イニシャルを入れる場合もあります。ミドルネーム、自らの称号などを入れるのです。わたしはその人のあだ名を間に入れたりして、3文字で入れたりするときもあります。
ちなみにイニシャルではなく、その人の名前や名字を筆記体で入れるのも正しい入れ方ではありません。王道を外さずどれだけ遊べるか。そこにセンスが表れてくるのだとわたしは思います。

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