第1章 洋服の哲学
洒落者は演者
スーツスタイルを颯爽と自然に着こなすコツですが、それは「何者かになりきること」だと思います。
例えばどこかで新しいスーツを仕立て、今までの装いから変化を遂げると、ほとんどの人ははじめ、気恥ずかしさをおぼえます。そしてその様子は、第三者に感じとられてしまいます。
今まで着たことのない質のスーツを着て街を歩く、そしてそれを自信をもって着るためには、それを着たときは自分ではない、「何者か」の役名をあたえられたというような想像(設定)をしてみてください。
自分は自らの人生の演者であり、クラシックな装いをする役をあたえられたと仮定してみましょう。うまくイメージができれば、少し気恥ずかしさが消えると思います。
その装いを何十回、何百回とし続けることにより、ほかのだれでもない、あなたという本人が自然に着こなすことができるようになっているでしょう。スーツを着ているときだけ、自然と歩き方も話し方も、立ち振る舞いも凛とするようになるはずです。
スーツには他の衣服にはない、そういう力があります。
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