ベントの種類

ジャケットの背中の裾にスリットが入っていますが、これを「ベント」と呼びます。

種類は代表的なものから、「センターベント」、「サイドベンツ」、「フックベント」、「ノーベント(ウィズアウトベント)」があります。
このスリットは元々、上着を着用する時に動きやすくするためにつくられたデザインです。

 

img_3200<センターベント>

「センターベント」はテーラー用語で「馬乗り」と言います。
これは昔、乗馬服の背中心の真下から切り分けることで、背中に見苦しいシワをつけず、かつ乗りやすくしたことからはじまっています。このディテールはイタリア調のスーツに多く用いられます。

 

 

img_3202<サイドベンツ>

「サイドベンツ」は背中両脇の裾を割ったもので、これに限ってはスリットが2つ入っているので、「ベンツ」と複数形で呼びます。主に英国調のブリティッシュスーツに用いられ、日本のテーラー用語では「剣吊り」と呼ばれることがあります。

これは昔、サーベルを腰に下げる際により便利で美しい形を保てるために作られたことに由来しています。センターベントよりも背中のゆとり幅は多くなるので、ウエストのシェイプをより効かせたものであればあるほど、サイドベンツは美しくハマります。

 

<フックベント>

「フックベント」のフックは鉤(かぎ)の意味で、鉤の形をしたセンターベントのことを差します。こちらはモーニング・コートや、よく見られるものではアイビーモデルのブレイザーなどに用いられるクラシックなデザインです。

 

  img_3205<ノーベント>

「ノーベント」とは背中にスリットの入っていない最もドレッシーなデザインです。タキシードなど、運動量をそれほど必要としない服に用いられます。ノーベントは後ろ姿がとてもセクシーで、最も男らしく見えるデザインと呼ばれています。

 

 img_3206<インバーテッドプリーツ>

主にトレンチコートなどに見られるこのディテール。スリットを入れずプリーツにしてあるため、風が入って来ないというメリットがあります。

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