コンプレックスは多い方がいい

美人やイケメンは得だと思われますが、わたしはある視点から考えてみると、そうでないと思うこともあります。人間はだれしもコンプレックスがあります。足が短い、顔が大きい、背が低い、太っている、etc…
それを卑下してあきらめるのは簡単ですが、それを解消し、あわよくば長所に変えることもできるのがファッションです。わたしもたくさんのコンプレックスがあります。しかし、もし生まれながらに端正な顔で、スタイルも抜群で生まれ、モテ続けて困る、という人生を送ってきていたら、今のようなファッションに対する情熱は間違いなくなかったでしょう。多感な思春期に、だれよりもかっこよくなりたい!という純粋な想いが、ここまで突き動かしました。そしてこの生まれ持ったコンプレックスを、どう活かしていくのかが課題です。

まず、自らのコンプレックスとじっくり向き合うことで、自分に似合わない服が少しずつわかってきます。できれば、毎日一回でも、全身鏡で自分を見る時間をつくりましょう。全身鏡が家にない場合は、ホームセンターにでも安く売っているので、まず購入されることをおすすめします。自分を見つめることはとても大切なことです。

例を挙げますと、童顔の方は、「ミリタリー系」や「アメカジ」のような、男らしい格好は似合いづらい傾向があります。
また、体格がしっかりしている方は、「モード系」や「ゆるファッション」のような、細身の体格を活かした洋服は似合いづらいです。

わたしが学生時代の頃は「モードファッションブーム」の全盛期でした。当時は、「ディオールオム(Dior Homme)」の激細スキニーデニムが履きたくて仕方がありませんでした。一生懸命、下半身やせトレーニングを友人と日々やっていたものです。しかし肉は落ちましたが、もって生まれた広い腰骨があらわになっただけでした。
そしてある日、モデルのように細い足をした友人が、さらっとスキニーパンツをはいているのを見たとき、ふと何かが切れ、細身パンツへの情熱が消えたのです。その日からわたしに似合う服を新たに模索しはじめ、その当時行き着いたのが、「アメカジ」でした。その後、わたしがアメカジに傾倒しているとき、そのスレンダーな足を持った友人はわたしにこう言いました。

「いいなぁ、おれもそういう服着たいんだけど、身体が細いから似合わないんだよね」

このとき、「人は生まれ持った体格と向き合っていく必要がある」と感じました。時間はかかります。何年も経験を重ね、自分が一番映えるスタイルを見つけていきましょう。それが見つかれば、流行に左右されず、一生自らのスタイルを追求し続けることができるようになります。

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